松濤美術館の『ねこ・猫・ネコ』展に行ってきた


渋谷区立松濤美術館』がリニューアル記念で猫の展示会を行っているとのことで、自身が似合わないキャラとは知りつつも、鑑賞などという行為を。今日観に行ったのは、渋谷区民なら毎週金曜日が入館料無料ということを知ったからです。

松濤美術館リニューアル記念特別展『ねこ・猫・ネコ』に行ってきた

展覧会というものにはなかなか縁のない生活をしているのだけど、行ってみればそれなりに楽しかったりはする。様々な作品が展示されているのだけど、絵画よりも彫刻の方に興味は湧いた。

仁阿弥道八作『黒楽銀彩猫手焙』という日本陶磁が展示されていたのだけど、細めた目にすごく愛嬌があってバカみたいに延々と角度を変えつつ観ていたり。背中から炭火を入れたら両耳から煙が出るというのもお気に入りポイント。

眠る猫というお題に関してはきっと鉄板。藤田嗣治作『眠る猫(猫十態のうち)』とか西山翠慞作『猫児(眠)』は観ているだけでほっこりするのだけど、彫刻では朝倉文夫作『親子猫』が気に入った。思わず触りたくなるのだけど、それができないというのは仕方ないのだけど残念である。

おもしろかったのは、中国にてネズミ除けとして大晦日に飾られるという年画。民国時代につくられた版木で刷られた版画ということなのだけど、かわいいネズミの娘を猫に嫁にやろうとして喰われるという状況を描いたもの。

昔、鼠夫婦に可愛い女児がうまれ、世界で最も強いものに嫁がせようと考えた。そこで、太陽にめあわせようとしたが、太陽は雲にはかなわないという。そこで、雲の所に行くと雲は風にはかなわないという。風のところに行くと壁にはかなわないという。壁は鼠にはかなわないという。本来の話はここで終わって、鼠の婿をもらって大団円であるが、年画の話では、鼠は猫にかなわないということで、猫に嫁入りすることになり猫に食べられてしまうということになる。

『ねこ・猫・ネコ』展図録 P164

説明を読むまで「なんだろう」と思っていたのだけど、読めば「ああなるほどね」と。ひどい話ではあるのだけど、籠に乗った娘ネズミがなかなかよい雰囲気でちょっと愉快な絵でもある。

今はまだ入れ替え前の前期ということなのだけど、今月28日からの後期も行くことにした。ちなみに行って知ったのだけど、区外の人でも『ネコ割』という仕組みがあって、飼っている猫の写真を持って行くと2割引きになるそうですよ。で、前期のチケット半券を持っていけば後期2回目の鑑賞も2割引きと1

館内ではショップもあって図録だけ購入したのだけど、手ぬぐいがいろいろと種類もあってちょっと欲しいなとは思ってみたりした。本当は扇子も買おうと思ったのだけど、ややお高いので躊躇してしまった……これは後期に行ったら買うかもしれない。

美術館を出た帰りはハンズに寄ってお買い物。あと新宿ねぎしにて、おかわりした2杯半の麦飯でお腹いっぱい。

  1. 詳細に関しては『リニューアル記念特別展「ねこ・猫・ネコ」』を参照してください。 []