四国から臼でついた丸餅と自家製麦味噌が届いていた。どちらも徳島の田舎にて昨年末に作ったもので、それが香川経由で送られてきた次第。丸餅以外の具は、大根・にんじん・白菜の3種類。
自家製の麦味噌を使うのはきっとメジャーではないのだけど、私の場合は幼少の頃からずっとこれだったもので、はじめてすまし汁の雑煮を観たときは本気で驚いたものである。
自家製の麦味噌ということで、気分的には味噌汁の延長。だから具材はその時あるもので、メインはあくまで丸餅。高校時代はこれで、丸餅だけを20個以上は食べていたおぼえがある。食べ過ぎ。
家族と住んでいた大阪在住時代は石臼があって、毎年年末にはそれで餅をついていた。当時は社宅に住んでおり、他の住民を巻き込んでの餅つき大会的な感じだったもので、結構賑やかだった記憶もある。
一人暮らしをはじめて以降、雑煮を食べなくなった時期があった。今はどうか知らないけれど、当時スーパー等で売っていた切り餅は、煮るとすぐに溶けてしまうのが嫌だったからだ。あれは焼くことを前提にしたお餅なのだろうな。
ついて作った丸餅は、多少煮すぎても煮崩れしないし溶けない。コシはあるし、なによりほんのり甘いのが良い。今回は3個煮て食べたけど、残り物の刺し身であるとか錦玉子を食べてなかったら、5個は食べることもできたろう。
鍋にはもう1杯分の分量が残っているので、落ち着いたらまた3個くらい煮て食べよう。ああそうそう、丸餅は焼かないでそのまま煮ます。「丸餅(焼かない)・麦味噌・野菜」で作る雑煮です。
ほんとう、これで食べるご家庭って、親族系以外では他に聞いたことがないのだよな。