あげさんが虹の橋を渡ってもう10日以上経った。時の流れる速度が速すぎて、ちょっと戸惑っている。
私だけなく戸惑っているのはまろさんも同じようで、最近では少しさびしくなったのか以前よりも鳴くようになった。なにせ数年前より目が見えなくなっているので、においと雰囲気で察するしかないわけで。
廊下に出て鳴くまろさんには、呼応するように「はいはいー」と声を掛ける。そうすると少し落ち着くようだ。
何かが変わったのか、最近ではまろさんが起こしてくれるようになった。ご飯が欲しいだけなのかもしれないが、以前にはなかったパターン。あげさんは私が寝すぎていると起こしてくれて、それで仕事に遅刻しないで間に合って助かるということがままあった。これと同じような感じでまろさんが起こしに来る。あげさんに何か云われたのかもしれない。
日常においても、近くに居てくれることが増えた。これまであげさんに遠慮してたのかどうなのか、これはよくわからない。
まろさんは7月で19歳になる。まだまだ元気で目が見えないくせに出窓にも普通に上る。部屋の模様替えをしない環境を維持できたから自由に動けているのだろう。猫はすごい。便秘気味ではあるけれど、お腹をマッサージしただけでしっかりうんこも出る。内臓が元気な証拠だ。
すぐどこかに篭もるので、なかなか写真を撮ることができないのがちょっと大変なのであった。