いまさらだけど久しぶりに読むとおもしろい

もふもふあげさん Kindle Fire HD
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Kindle Fire HD を購入してから日は経ったのだけど、本を読む以外はほとんどアプリを使っていない状態。でまぁ今のところは無料の青空文庫を0円購入して読み倒してるのだけど、一応はサイトもチェックしてディスカウントされてる書籍があれば購入しておくという毎日。

金額はともかく購入する書籍のペースが早くなるので、バーチャル積ん読状態はなかなか解消されない。おかげさまで交通機関乗車中における暇つぶしには事欠かなくなった。世の中の人はゲームなどでも遊んでいるのだろうけど、私の場合はスマホを含めてゲームすることがほとんどなくなってしまった。微妙な長さの時間潰しで、まれにスマホのトランプゲームアプリを起動するくらい。

なら Kindle Paperwhite で良かったんじゃねという意見はあるけども。

今読んでいるのは誰もが知っているであろう『吾輩は猫である』なのだけど、これを最初に読んだ時は小学生だったように思う。何となくわかったようなわかっていないような感じでざくっと読み終えてそのままになったような覚えがあるのだけど、そもそもが昔のこと過ぎてあまり記憶には残っていなかった。

ところがまぁ、数十年ぶりにこれを読むとなんとおもしろい作品なのだと感じることしきり。実際にあげさんと生活するようになってそろそろ 16 年になるのだけど、それだけリアルに猫と共に過ごした状態でこの作品を読むと、昔に読んだときのあの「読まされた感」なぞ吹っ飛んでしまうのでありました。

東京メトロに乗った状態でそれを読んでいるとき、「覗き込んだ隣の人が『うわこいつ今更こんなの読んでるw』とか思われたらどうしよう」などという言葉が脳内によぎることはあるけれど、いやぁ、猫を長く飼ってる状態でこれ読んだらおもしろくないわけがないじゃないか。そんな感じで、懐かしい作品を今の感覚で読み直してる道中なのでありました。

うちのあげさんは歳も喰っていろいろと喋るようになったけど、名の無い猫のように小難しいことを言っているのかもしれないと思うと愉快になって仕方ない。現実は「カリカリないー」が多いと思うのだけど。ガキの頃に猫を飼っていたら、当時の感想は明らかに変わったのだろうなぁ。

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