戻ってきた関西弁

道頓堀 日々日常
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先日は某所の立ち飲み屋にて、隣りで一人で飲んでいたご年配の方から声を掛けられた。「もしかして関西の人?」「そうそう、大阪から来て〇〇年くらいですわ」「いや、もろに関西弁でしゃべってるから」「え、ほんまですか?」みたいな。

訪れた場所での言葉使いがすぐに感染してしまうので、上京してから数ヶ月もしない間に関東訛りのキモい関西弁使いになった私は、そのまま関西弁の面影が徐々に薄れていったあげくに昨今では中途半端な関東弁を駆使するようになっており。

YouTubeで動画はよく観ているのだけど、最近は大阪発ユーチューバーの動画ばかりだったことを思い出した。おそらくはそれが原因で関西弁が戻ってきたようだ。そういえば他の数名からも「うわ、関西弁に戻ってる!」なんてことを言われていた。

ただ、数名の知人から関西弁に戻ったと言われても半信半疑だったのは、上京して少し経ったころの話があって。大阪在住時代にいた会社の後輩が遊びに来てくれたので家に泊めたのだけど、その時の会話中に「ちょっといいすか、猫さんめっちゃキモい関西弁になってますよ」と腹を抱えて笑われたのがトラウマとして残っていたからで、関東方面の人からそれを言われてもあまり信用できなかったのよね。

ところがまぁ、冒頭にも書いた通りで立ち飲み屋にていきなり声を掛けられた人からそういうことを言われると、「おお、やはり関西弁に戻ったかな」という気分になるわけで。ちなみにその方は神戸出身ということで、それならきっと間違っていないだろうという感じ。

お互い上京してそれなりの年月が流れたということで、『上京したころ困ったあるある』なんかを語ってみたりでかなり盛り上がった。言葉の壁の話であるとか、地方の食に関する話はやはり楽しい。

関西弁が戻ってきたことを自覚してくると、なぜかいろいろと思い出すことがあって楽しくなってきた。よくわからないのだけど、これはなんだろう。楽しかった昔に戻ったような? わからん。ただ、昔よく使っていた言い回しがスラスラと口から出てくる感覚というのは、近年なかったような覚えがあって、とても新鮮な気分になってはいる。

この状況をキープするためには、関西系の動画を観続ける必要はあるな。でないとすぐにキモい関西弁使いに戻ってしまう。あかん。

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