少し前から問題になっていたのは知っていたのだけども、ちゃんとはチェックしていなかった件。Suicaの乗降履歴データをJR東日本が日立製作所に対して提供販売していたと。それに関して、先月25日からデータ提供を拒否できるオプトアウトができるようになりましたと [01] 。
利用者が知らない間に個人のデータが外部企業に販売されていたということで、そのやり方や告知方法も含めて問題になっていて、いまさら何をどう言い訳しても「あらそーですかー」くらいにしか思わない。大手有名企業でも個人情報の扱いに関してはこの程度の認識なのだから、どこぞの田舎の自治体が個人情報に関してチンプンカンプンなことを言っていても仕方ないような気がしてきた。
ともかくはそれに関して、データ提供を拒否できる手段が用意されたということはありがたいというか、最初からやれよと思いつつ、告知がまだ不十分だと思われるオプトアウトの方法に関して検索した……ら、個人サイトやらニュースやらが先に表示されてしまって、知りたい内容になかなか到達できなかったのが困ったところ。
で、最初は漠然としかチェックしてなかったのだけど私も利用しているモバイルSuicaも対象だったということで、いやカード式でもそうなのだけど、それが利用できる駅前に告知用のポスターを張るべきなんじゃないのこれ、とは思った。ネット上でPDFで告知だけだとまだ内容をしっかり把握できている人って少ないのでは。
というわけで、Suicaデータの提供を拒否したい場合は『[PDF] Suicaに関するデータの社外への提供についてよくいただくお問い合わせ – 20130725_suica.pdf』を参考にして、jogaiyobo@jreast.co.jp 宛へ本文にSuicaIDを記述してメールするか、03-5334-1655(平日10:00〜17:00)に電話すると良いようです [02] 。
私の場合はさくっとメールをしておいたのだけど、これってただメールしてくれと書いてるだけで「Subjectは〜にしてください」的な誘導が無いから、一瞬「なんて書けばいいんだ?」とかいらぬ心配をしてみたりする。自動化するならメールフォームでも作れば良かったのに、そういうところの気遣いはないらしい。そんな感じで自動で対応すると書いているけども、ちゃんと挨拶文を書いてしまう私。
でもって気になったのは、どのような都合があるかはわからないけれど、オプトアウト受付が2013/09/25までとなっているところ。終了する期日があるのなら、もっと大々的に告知しないとダメなんじゃないのか。ネットに疎い人だと知らないまま放置してるケースは確実にあるよね。こういうところはすごくイヤラシイ。
というわけで、オプトアウトするならお早めに。メールならあっという間に手続き終わりますよ。
References
↩01 | 『ニュース – JR東日本がSuicaデータの外部提供について説明、オプトアウト受付も開始:ITpro』を参照して下さい。 |
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↩02 | モバイルSuicaを利用しているなら、先にSuicaIDを調べてメモっておくこと。SuicaIDはアプリを起動してメニュー欄のページ上部に『JE』から始まる文字列で記述してあります。 |