以前より、TwitterのTL上でちらちらと見えていたタイトルが気になっていた。少しだけあらすじを追ってみたのだけど、イマイチよくわからない。ところが観た人に聞くと必ず「おもしろいよ!」と云う……云うのだけど、何がおもしろいのかは云わない。
それで余計に気になったので某所でのお仕事前、午前中に日比谷へ行ってきた次第。
公式サイト [01] から、あらすじを抜粋する。
今から20年後の日本。メガ崎市ではドッグ病が蔓延し、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“犬ヶ島”に追放すると宣言する。
(中略)
ある時、一人の少年が小型飛行機で島に降り立つ。彼の名はアタリ、護衛犬だったスポッツを捜しに来た小林市長の養子だ。事故で両親を亡くしてひとりぼっちになり、遠縁の小林市長に引き取られた12歳のアタリにとって、スポッツだけが心を許せる親友だった。
(中略)
何としてもスポッツを救い出すと決意するアタリに感動したレックスは、伝説の予言犬ジュピターとオラクルを訪ねて、教えを請おうと提案する。
普通に読めば少年と犬の冒険物語なのだけど、実際に観て感じた全体像は以下。
- 味のあるストップモーション・アニメがステキだった。
- 文字情報多すぎて1度の鑑賞では追い付かない。忙しいったらありゃしない。
- 海外の人が昔想像してたであろう、よくあるおもしろ日本描写が見事に再構築されている。
- フォントとその色使いもばっちり世界観の一部となっている。
- なんならどこのシーンを切り取ってもPCの壁紙になるのではないか。
- 日本語と英語と犬語とフクロウ語が飛び交うわやくちゃなテンポが愉快。
- FF4のセシルを思い出したよ○○○。
ともかくは、いちいち細かい描写や小ネタが楽しかったりおもしろかったりで飽きないので、あっという間に時間が過ぎる。
平日午前の日比谷ということもあったと思うのだけど、比較的お年寄りな方が多くて静かに鑑賞。でもこれ、新宿バルト9で観てたら声出して笑って突っ込み入れてたと思う。要するに本日は、笑いをこらえるのに必死でありました。笑いこらえて観たから、余計におもしろかったというのもあるかもしれない。
また観に行くなら、(文字情報を集中して追うために)吹き替え版にしようとは思う。本当に文字情報が多すぎて読み切れないので、1度の鑑賞で最大限カバーするなら座席指定で中央真ん中より後ろを予約するのがベスト。
ここまで書いてなんですが、初見の人は公式サイトのあらすじだけを頭に入れて観に行くと、いろいろと圧倒されて楽しめるのではないかと思いました。というかこれ、ネタバレ書き出したらキリがないから感想を聞いても「おもしろいよ!」しか云わないんだな、きっと。
映画を観た後は時間があったので、日比谷シャンテ地下にある『東京洋食屋 神田グリル』で自家製カニクリームコロッケのランチセットを食べた。
ライスの量が少なかった感じはするのだけど、なかなか美味しゅうございました。
References
↩01 | 『映画『犬ヶ島』 公式サイト』を参照して下さい。 |
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