少し前の話になるのだけど、『マツコ&有吉、「仲間内の飲み会に知らない人を勝手に呼ぶ人」にイラッ – トレンドニュース』という話題。
頻繁にあるわけではないのだけど、その場に居合わせる機会というのは幾度か経験したことがある。事前に話もなく連れてくる人は「私が楽しいと思ってる人たちが相手だから君も来るといいよ」だとか「君は(私が)おもしろいと(思ってる)人だからきっと相手方も楽しんでくれるよ」、みたいな感覚でほかが知らない人をカジュアルに連れてくるのだろうね。
あれの何が迷惑かと云うと、そういう勝手に知らない人を連れてくる人に限って、呼ばれた人を放置するのですよ。知らない人をいつものメンツの場に連れてくるなら、最低限して欲しいことはあって。
- 連れてきた人は、まず最初にその人の紹介を他の人に対して行う。いつものメンツがどのような人たちなのか、それを呼ばれた人に説明する。
- 放置すると会話が途切れがちになってしまうので、連れてきた人は率先していつものメンツと呼ばれた人の間に入って会話を繋げる努力をする。
- 連れてきた人は自身が楽しむというスタンスを後回しにして、場を作る架け橋の役目をする。自身がいつものメンツの誰かと盛り上がってしまい、呼ばれた人を放置してはいけない。
カジュアルに誰かを勝手に連れくる人の多くは、上記ができていないというイメージがある。いつものメンツの中には気を使ってくれる人もいて、呼ばれた人が退屈そうだったりすれば話を振ったりもしてくれるのだけども、そういうのはダメだと思うのです。まれに「(いつもメンツが相手してくれるから安心)」みたいな感覚で、知らない人を連れてくるようなのもいるからタチが悪い。
以前に呼ばれる側の立場になったことがある。
そこそこの人数が集まるオフ会だったのだけど、とある方に「おもしろいから一緒に来ませんか」と誘われたのがきっかけなのだけど、まぁ最悪だった。最初は「いや別にいいすわー」みたいな感じを説き伏せられて参加することにしたのだけど、現場に行ったら私を呼んだ当人がいきなり昔から仲の良いグループに参加して談笑開始。いきなり私放置プレイ。
いや、自分から参加しようと思ったオフ会などは、初見でも自分から率先して会話参加を試みるタイプではあるのですが、それはさすがに筋が通ってないだろうと。「えー、呼んだくせに誰にも紹介してくれないの」とか「結果放置でもいいけどせめて最初のきっかけ作りくらいは手伝えよ」だとか。
まぁそれでもおもしろそうな人を自力で見つけて、それなりに会話できる関係まで築けた方々はいるから良いのだけど。でも、そういうことができない人もおるだろうし、やはり連れて行く人は呼んだ人の面倒メインでみないとダメだよ。
パソ通時代のオフ会というのは、前提条件として「Apple好きな人」とか「スイーツ好きな人」とか「野球が好きな人」みたいなカテゴリ分けの中で活動していて、そこからの飲み会のお誘いというパターンだった。だから、誰も面識のない人が参加するオフ会に乱入しても確実に共通の話題があることがわかっているので、なんとかなっていた側面があり。
Twitterなどはメインが雑談になるから、まずは共通の話題から探さないとダメなことが多い。だからこそ、ちゃんとケアしてあげる人がいないとろくな事にならない。無論、お題があって集まるというならそれは問題ないのだけど、それでも面識のなかった人がいた場合は周囲が気を使ってしまう。
私の周辺では大掛かりなオフ会等は減って、こじんまりとした知り合いだけの飲み会みたいなのが増えた。いろいろ考えてしまう性格なので、面倒くさいのは回避する方向になっている。知らない人の中に入っておもしろそうな人を見つけて喋るのは大好きなのだけど、そういう機会も減ってきたのは少し残念かもしれない。
飲み会ではないのだけど、自宅に知らない人を連れてこられたという経験を書いたのは『コミケ参加者を自宅に泊めたときの話』です。2012年の話ではあるのだけど、ちゃんとしてくれないとそれまでの人間関係まで破壊されるので、誰かを呼ぼうとする人はしっかり考えて欲しい気がする。