2018/04/29 16:50ごろ、あげさんは虹の橋を渡りました。6月6日が誕生日だったので、20歳と11ヶ月。最後は少し頑張って、大きく息をするような。「息を引き取る」とはよく言ったものです。アイキャッチは2018/03/05のもので、だらーっとしたあげさんです。
2018/04/29 11:00ごろ
昨日の便秘診察からの経過をエントリにしたのだけど、昨夜からその時間までは私の横でずっと添い寝していた。本日私が起きたのは07:00前だったかと思うのだけど、私が起きてもあげさんはそのまま寝ていたので放置。そうして11:00前くらいにあげさんが起きたのを見計らって、甲状腺の薬とアンチノール(サプリメント)を投与。ちゅ〜るもどきを指ですくって給餌して、ソルラクトを100cc点滴。
その後、あげさんとお昼寝状態に入る。
2018/04/29 14:30ごろ
私が昼寝から起床。まだあげさんは横で寝ていたが、なんとなく様子を観ていた。そうして彼女も起床。昨日からちゅ〜るもどき以外は口にしていなかったので、せめて水分でもと思い、シリンジで水をあげようとしたところで状態が急変。口を開けっ放しにして呼吸を始めてお腹が膨れる状態に。
14:55ごろ、急遽家から近くにある(まろさんの主治医である)動物病院へ電話をし、診てもらえるかどうかを確認。外出中の先生が帰ってくるのは約30分後ということで、電話待ちとなる。その間は涼しい場所に運んでずっと声を掛けていた。
2018/04/29 15:30ごろ
病院から電話があったので、あげさんをタオルケットで包んでそのまま抱っこして連れて行く。徒歩1分のところにペットの終末医療が得意な動物病院があるのは、本当にありがたい。
病院に連れで行った段階での判断は「これ、亡くなる前の症状なんですね」。この先生、しっかり現状を見据えてのコメントなのだけど、声が小さい。それで本当に深刻なのだと私も理解した。
『チェーンストークス呼吸』という言葉を初めて知った。少し時間を置いて口呼吸、じっとしていたと思ったらまた口呼吸。こうなるとどこまでがんばることができるか、ということらしい。
まずは症状を軽減するためのステロイド注射。そうして計った体温は34.4度。素人の私が聞いても低い。先生曰くは「まずは体温を36度まで上げましょう」とのことで、ヒーターを下に敷いて毛布でくるんで様子を観る。そうしてビタミン剤投与と強感剤の注射。
時間があったのであれこれ聞いた。「これで持ち直した時に甲状腺の薬は与えたほうがいいですか」「点滴の頻度はどうしたらいいでしょう」。明日からのことばかり聞いていたのだけど、ふと「この状況になったらどれくらいですかね」と聞いた。返答は「将来はわからないけれど、まずは今夜が山だと思って」とのこと。
「じゃぁそうしましょう。今日はもう酒飲んだらダメだな、徹夜だわ」
2018/04/29 16:45ごろ
まずは体温を上げようということで、病院の診察台で暖かくさせていたあげさん。体温が36度まで上がったので帰宅することに。1分で帰宅してホットカーペットの電源を入れ直してあげさん用にベッドを作って横たえた。枕も作って顔を上げて体勢を整えて。
2018/04/29 16:50ごろ
休める状態にあげさんをおさめて掛け布団代わりのタオルも掛けて数分後、あげさんは虹の橋を渡った。何度も心臓の鼓動を確かめて、手だとか足を握って確かめて。肉球と歯茎がどんどん白くなる。ああ、そうか。
2018/04/29 17:30ごろ
対応してもらった動物病院に電話して、あげさんが虹の橋を渡ったことを報告。冷静に伝えることを心がけたつもりだけど、先生がダメになった感じで逆に申し訳なかった。こちらとしては感謝しかありません。週明けにはあげさんの主治医に報告する予定。こちらにも感謝するしかない。
今、考えていること
病院から帰る時、カゴがあったのだけどもそれには入れないでタオルケットであげさんを包んで、そのまま抱っこして家に戻った。少し呼吸は苦しかったもしれないのだけど、顔からは少しだけど安心感が見えて、天気は良かったし風も良い感じに吹いていたしでとても幸せな気分になっていた。最後の最後でも、あげさんの良い顔を眺めることができて本当に良かった。抱っこして一緒に外を歩けた私は本当に幸せものだ。
2016年の年末から始まったあげさんの介護生活。前にも書いたけども、正直「もうだめかな」と思ってしまったことは何度かあった。それが蓋を開けたらば、こんな感じ。
- だめかもと思ってから1年以上も頑張って生きた。
- 数年前から目が見えなくなるかもと言われていたのに、本当に見えなくなったのはつい1週間くらい前。
- 最近は体調が思わしくなかったのだけど、たまたま調子が良かったときにトリミングできたこと。そのおかげで昨日の便秘解消時(大量の排便)の身体の汚れが軽くて済んだ。先にお腹がすっきりしていたので最後はきれいな状態で終われた。
- 今日起きたときに私が3回ほどトイレに担いでいった。そこでおしっこはほとんど出た。虹の橋を渡ったときに少しだけおしっこが出たけど、ちょっと拭くだけで済んだ。
- 一昨日くらいからは時間があるなら私のあぐらの上に乗ってきてゴロゴロしてた。写真も撮れた。
- 苦しかったであろう時間は数時間。いつも参拝している地元神社では「辛い思いをしないで天寿を全うできますように」とお願いしていたのだけど、たぶんきっと、それは叶えてくれたらしい。
- 私が仕事休みでずっと一緒に居ることができる状態での出来事であった。
- 最後の最後はしっかり家で。本当によく頑張ったんだな。
先日追加で通販で買ったおむつであるとか、処方してもらったけど封も開けていない薬とか。もう使わないものは病院へ返そう。いつでもすぐに対応できるよう、こたつの上に置いていた水とカリカリとシリンジは片付けた。いつも使ってるテーブルが少し片付いた。
今は暫定的に猫柄の毛布を敷いた箱の中にあげさんを入れて、新品のスヌーピー柄のタオルを掛け布団にして私の横で寝てもらっている。
今日はもうこのままにして一緒に寝て過ごす。撫でたら冷たいけど、観てる分にはいつものあげさんと変わらない。明日にするけど、花を買ってこよう。あげさんはやっぱりピンクが似合う。
葬儀に関してはネットで以前にいろいろ調べたのだけども良さげのところは把握してる。どこを選ぶかはこれからだけど、今日はあげさんを横にして飲んでいろいろ思い出したい。
Twitterではそれなりに気にしてくれている方々がいて、みなさんの声が暖かかったです。あげさんは虹の橋を渡る前にいろいろと準備してくれた感じもあって、本当に賢い娘だったのだなぁと思います。いつも助けられていたのは私でした。
あげさんといろんな人に感謝します。ありがとうありがとう。本当にありがとう。