『サンドイッチの発想と組み立て』を読むのが楽しい


週1でサンドイッチを作って某所に持って行くようになったのだけど、毎回同じようなパターンはつまらないとは思っている。基本的には好きなパンで好きな具材を挟めばええがなとは考えるのだけど、どうせ毎週サンドイッチを作るならいろいろ知っていると楽しいだろうねと。

サンドイッチ

そういうわけで、プロ向けと云われる『サンドイッチの発想と組み立て』を購入してみた。一般的なレシピであればネットでいろいろと見つかるのだけど、なんとなく「そうじゃなくて」という気分で。

この本、単なるレシピ本ではなくてサンドイッチに関するあらゆる情報が詰まってる。各国のパンの紹介からバターやチーズ、食肉加工品の種別や調味料とソースの紹介。パンだけではなくて、具材のカットの仕方と使い方などは素人が読むと「へぇ」の連発で面白い。レシピは基本的なものだけの紹介と言いつつかなりの分量なので、その写真を見ているだけでも楽しい。

これまでなんとなく「サンドイッチ用のパンを買ってたまごとかツナを挟めばいいよな」「肉が欲しいなら適当にベーコンやらハムを挟めば」くらいにしか考えてなかった思考が、これを読んで一気にリセットされてしまった。本気でやるならパンだけでなくて、具材にも結構気を使わないとダメなようだ。というかむしろ、具材の選択が大事なのだなぁ。

それでも結局は基本を頭に入れた上で自身の好きなものを買ってきたパンに挟むだけに留まるのではあるけれど、いろいろと基本的な知識が得られるというのはうれしい。逆に言うと週1レベルならちょっと手間を掛けてみるのもいいかな、とも思ったりはした。

オリジナルサンドイッチを作るための考え方(コンセプトやシーンおよび季節ごとのテーマ作り、メニューの再構成と販売)と、それらを書き出すコンセプトシートのサンプルもあった。販売を行うなら必要なものだろうけど、『何かを作り誰かに提供する』ということに関しての仕事として受け取れば、それは他の業種に対して流用できる思考だよなとも感じたりはする。

この本からは、著者のサンドイッチへの想いが目一杯伝わってくる。暇な時にめくるだけで楽しくなる本を久しぶりに買った気がする。私の住んでいる地域はいろいろなパン屋さんが密集してるので、あれこれ買って試せそうなところもラッキーだ。

あとがきに書いているのだけど、『作って楽しい』がなければダメだ。それがあればいろいろと前に進める気がする。ものづくりだけでなく、それは他のいろいろなことにも言えるはずだ。つまらないことは窓から投げ捨てて、まずは楽しいことをしよう。