精神科医による容疑者へのセカンドレイプに関して

もふもふあげさん セキュリティ
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遠隔操作ウイルス報道に関して納得できないことについては先日にも書いたのだけど [01] 、未だ取調中の『容疑者』を取り上げてあまりにもひどい記事を書く、自称『精神医学界の沢尻エリカ』は何を考えているのか。

今年1月、この連載の19回目で取り上げた遠隔操作ウイルス事件で、容疑者の男が逮捕された。容疑を否認しており、真相は捜査の進展を待たねばならないが、モテなさそうというのが第一印象である。

 そういえば、昨年10月に連載8回目で取り上げたiPS騒動男も、モテそうになかった。彼が性愛的に満たされていたら、虚言によって自己愛や自己顕示欲を満たそうとするようなことはなかったのではないか。

 もちろん、モテないから反社会的行為に走るというのはあまりにも短絡的な発想だ。だが、モテるか、モテないかは、特に男性にとって、「レゾン・デートル(存在価値)」に関わる一大事のようである。

【精神科女医のつぶやき】片田珠美(23)世の「非モテ男」に捧ぐ(1/2ページ) – MSN産経west

冒頭から飛ばして書いているのだが、『容疑者』レベルの一般人の写真まで掲載してのこれはさすがにひどい。猫カフェの件も大概ひどいが、『容疑者』となってしまうところまでネタにされるのか。なんだこれは。『容疑者』でも何でもないただの虚言癖で世間を騒がせた iPS 騒動のあの人までがネタになる。容姿に因る第一印象でここまで書けてしまえるこの片田珠美という人物は何者なのだ。

精神科医というのは、このようなことを書いてもお金をいただけるのであろうということがわかっただけでも収穫か。まったく以て羨ましいご職業であることよ。他の部分でもいい加減な診断をされているようだけど、よくもまぁこのような文章を平気でメディアに載せることができるなという根性には感服する。この記事に関して『容疑者』の写真も掲載した判断がどこで行われたか不明だけど、片田珠美および産経がどうしようもないということはよく分かった。

それにしてもこの方の主張はおもしろい。

たとえば、今日はバレンタインデーだが、チョコがゼロだったらどうしようという不安を抱いている男性が多い。こうした男性心理を利用して、キャバクラなどでは、「あなただけよ」という甘いささやきとともにバレンタインチョコが手渡されるらしい。

【精神科女医のつぶやき】片田珠美(23)世の「非モテ男」に捧ぐ(1/2ページ) – MSN産経west

チョコがもらえないからといって「不安を抱く」とかなんだよ。そういう想像ができる人こそが精神科医に診てもらう必要があるのではないかと思うのだが、自覚はきっとないのだろう。

自分がモテないのは、女を独り占めしているようなモテ男がこの世にいるせいだと思いこんでいる男性も少なくない。

【精神科女医のつぶやき】片田珠美(23)世の「非モテ男」に捧ぐ(2/2ページ) – MSN産経west

そんな人があちこちいたら怖い。何が「少なくない」だ。統計でもちゃんと取ったのか。何がスゴイって、断定してしまってるところか。他は「らしい」「だろう」のオンパレードだけども、その境界線はどこにある。極めつけはこれか。

モテない男に何となく親近感を覚えるのは、「精神医学界の沢尻エリカ」と自称するほどの美貌でありながら、私自身も同じような悲哀を味わってきたからだ。

【精神科女医のつぶやき】片田珠美(23)世の「非モテ男」に捧ぐ(2/2ページ) – MSN産経west

散々取り上げた人物をコケにしておいて、自身もそうだと擦り寄ろうとしているのかどうかわからないけれど、そのような冗談では苦笑さえもできん。自称『精神医学界の沢尻エリカ』さんがどのような人物かは画像検索して驚いたよ [02] 。まずは産経からもらったギャラで鏡を買うべきだと思う。

ここ数日の下衆な報道には辟易している。特にだけども、今回の事件はそれそのものの詳細であるとか背景であるとか手口であるとか今後の IT 系犯罪における捜査をどうするかであるとかこれをきかっけにしたネット規制のあり方であるとか、そういう重大なアレコレを内包している極めて重大な出来事だと考えていて、下らない内容の報道や記事なんてのはいらんのですよ。

つくづく(推定)弱者に厳しい国だよな、日本ってのは。ふざけるにもほどがある。

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