お昼過ぎに予約していた散髪も終わり、地元駅付近で何か食べて帰ろうと思って歩いていたら、初老風なおじさんに声を掛けられた。曰くは「すいません、○○まで行きたいのですが」。
目的地は地元駅から各停で2つ目の駅(急行等なら次)なので「ああ、それならここで△△方向の電車に乗ればすぐですよ」と言ったのだけど、おじさんは「いや、歩いて行きたいのです」と云う。
目的地は道に迷わないことを前提に、早くても徒歩30〜40分くらい。それを伝えた上で地図とかは持ってますかと聞いたら、一応Google Mapを印刷した紙を出してきた。このおじさん、地図を印刷していたくせに反対方向に向かっていて、そこで困って私に声を掛けたらしい。
地図をメインに現在の場所を教えて、道中ポイントになる交差点名を3箇所ほど指示、ある程度まで行って困ったら誰かに聞けばすぐ解決、というくらいには言いたいことを伝えるようにはできた気はしてる……のだけど、ちゃんと目的地に着いたかが心配。ちゃんと着いてくれていたら良いのだけど。
それにしても、見かけ普通のおじさんでお金も普通に持ってそうだし、なのに電車否定してどうしても歩いていきたいと言った理由はなんだろう。お腹が空いていなかったら自宅に戻ることにして途中まで一緒に行けたのだけど、そうすれば良かったかなぁ。後になって少し後悔している。
箱根そばで海老天ざるを食べながら、おもしろい話が聞けたかもしれないのにもったいなかったかな、なんてことを思った。