ネットの記事経由で、モバイルSuicaのサービスに関する話を知った。最初に読んだ記事はよくわからない書き方をしてたので、ITmediaの記事より引用。
JR東日本は1月16日、Androidスマートフォンやフィーチャーフォン(ガラケー)向けに提供している「モバイルSuica」のサービスについて、2020年2月26日から年会費(税込1030円)を無料にすると発表した。「サービス向上が目的」としている。iPhoneで同様なサービスを利用できるApple Pay向けSuicaは当初から年会費無料だった。
一方で、ガラケー向けサービスは大幅に縮小。オートチャージや定期券など、ログインを伴うサービスを終了する。
引用前半、ビューカード以外のクレジットカードを登録してる人の年会費も無料になるということでよいのだけど、問題は後半。ログインを伴うサービスが利用できなくなるとのことで、そのサービスリストを確認。ITmediaの記事でも画像で引用されているけれど [01] 、要するに、対象端末利用にてログインを伴うサービスが終了してもできることというのは以下の2つだけになる。
- 現金チャージ
- 電子マネーでの運賃支払いや買い物の利用
他にも利用できるサービスは記載されているけれど、それぞれに有効期限があるわけで、状況によってはほとんど利用できないという方も出てくるだろう。「サービス終了となっても現金チャージで使えるなら別にいいじゃん」という声も出てきそうだけども、ログインを伴うサービスのリストには『機種変更操作』も含まれているのが大きな罠だ。
機種変更でデータ移動ができないのであれば、(対象端末利用者で)2年後以降もモバイルSuicaを使いたいという方々は、もれなく期日までに機種変更しないとダメなことを意味する。
まぁ対象端末のサービス停止までは最大で2年ほどあるので、その頃にはこういうことを気にするまでもなく機種変更している可能性は高いだろう。ただそれなら中途半端にサービスを残すようなことはしないで、いっそ「対象端末利用者でモバイルSuicaを継続利用する方は最新機種に」的なアラートを大きく出したほうがよいと思うのだよなぁ。
Twitterでも某人と話をしてたのだけど、ニュースだとか公式お知らせを読まないような人で(壊れそうになるまで)対応端末を使ってる方というのは少なからずいると思うのだよね。トラブルになっても、情弱だから仕方ないとかで片付けられそうではあるが。
ちなみに地味に困るのは『利用履歴表示』なのだけど、こちらの場合はPCからUser Agentを変更したブラウザでアクセスすれば確認できてしまうというザル仕様。サービス終了後もそういう利用ができるかどうかはわからないけれど。
そういう感じではあるけれど、私の場合は経費削減2台持ち計画 [02] の一環で購入したガラケーが対象端末なので、最長でも2年後には機種変更することが確定してしまった。
「モバイルSuicaならiPhone側へ移動すればええがな」という声も聞こえてきそうだけど、おサイフケータイで他のサービスも利用してるから無理なのだよな。あと現状、iPhoneへモバイルSuicaを移動したらAndroidに戻れなくなるという理由もある。
せめて機種変更のサービスだけでも残しておいてくれるなら、おそらくは2年後も現役で使える端末を切り替えることなんてしなくてよかったのに。救いはサービス終了直前じゃなくて、今日知ることができたことかな。やれやれ。
References
↩01 | JR東日本の公式プレスリリース『モバイルSuica一部サービスの変更および終了について』[PDF] も参照して下さい。 |
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↩02 | 『スマホとガラケー2台持ち計画完了 │ 脳無しの呟き《土鍋と麦酒と炬燵猫》』を参照して下さい。 |