取引先の某社より、毎月提出している請求書に関して「印影のあるPDFでの提出でも大丈夫になりました」的な連絡をいただいた。
コロナ禍に突入してテレワークが基本となって約1年。これまで請求書は印刷前のPDFを先にメールで送って事前に確認しておいてもらい、印影のある紙の請求書を別途郵送するという手続きを踏んでいたのだ。慣れればどうということはないのだけど、まぁ面倒くさいと云えば面倒くさい。封筒代や切手代とかも掛かるし。
しかし、そんな段取りもやっと終わることになった。これからはメール1回で終了だ。ばんざい。
問題はPDFに印影を載せる手段なのだけど、Macを使っていれば超簡単。標準でインストールされているプレビュー.appには「署名」機能があって、これまた標準で搭載されている内蔵カメラから印影を取り込んで利用できるのであった。
というわけで、具体的に手順を紹介されている『リンゴ印のライフハック(117) Macで「電子印鑑」を使おう | マイナビニュース』を参考に、さくっと明日提出分の請求書を作成した。
白い紙にしっかり押印してそれをカメラにかざすと、自動で白抜きして反転して登録してくれる。しかも、1回登録したら使い回せる。マジで便利だ。なお、光が透けると取り込みに影響するかなぁなどと思ったものだから、きっと押印する紙は厚いほうがよいと思う。プリント用紙を使うなら2回くらい折るのがよさそう。
ちなみに記事中には印影のクオリティに関する記載もあったけど、現在利用中のMacBook Pro (13inch, 2020, Four Thunderbolt 3 ports)の内蔵カメラで取り込んだ印影は、特に問題ない感じである。
そうそう、「署名」機能のアイコンは「マークアップツールバー」を表示しないと出てこないから注意。最初、アプリのメニューに「署名」の項目がなかったものだからちょっと焦ってしまった。
さっさと印鑑なんぞは滅びてくれてもよいとは思っているのだけど、世の中が大きく変わるにはまだまだ時間が掛かりそうだ。ともかくは、よかった。