MacBookトラブルで過去データを吹っ飛ばして(その1)

もふもふあげさん トラブル
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先日のこと。MacBook(OSはLion)をスリープから解除して夜フクロウ [01] を起動するのだが、動かない。仕方ないのでMacBookを再起動してみたのだけど、ここからが地獄の始まり。

症状としては、再起動後に表示されるリンゴマーク画面からなかなか次に進まない。その状況から20分くらい放置すると、やっとログイン画面が表示されるのだが、なぜか私のアカウントが表示されない。アカウントとパスワードを入力しても受け付けてくれない……というもの。

こういう場合の対処方法はいくつかある [02] のだけど、何をやっても効果なし。起動ディスクも問題ないし、何が原因なのかこの段階で想像ができず。正常だと言われるものを修復することもできないし。

ともかくおかしかったのはログイン画面に私のアカウントが表示されなかったということで、念のためにrootでログインしてみると——昔行った別件作業の都合でrootログインできるようにしていたのだが——すんなりとデスクトップが表示された。

rootでログインができたので自身のアカウントがどうなってるか確認するのだけど、ディレクトリも見えない。念のためコントロールパネルからアカウント情報をチェックすると、なんと私のアカウントがない。rootとゲストだけのマシンってなんですか。そりゃぁログインできないはずだ。

こうなってくると頼みの綱は、Time Machineでバックアップしておいたデータになる。幸い、トラブル発覚数時間前にバックアップされたデータがあったので、これを使って復旧させることにした。ちなみにTime MachineでのバックアップはネットワークHDDで行っている [03]

MacBookの電源を入れた直後に『コマンド+R』を押したままで再起動。Recavery HDからTime Machineのデータを使った復旧作業。これは結構な時間が掛かるので、先日は放置してテレビで野球観戦。阪神またカッタデー。

Time Machineからの復旧作業は初めてだったのだけど、これでうまく行くだろう……と思っていたのが大間違い。MacBook再起動後は確かに私のアカウントもログイン画面に表示されるのだけど、パスワードを入力してもエラーしか出ない。内容は「FileVaultがうんたかんたら」なのだけど、つまりはFileVaultがぶっ壊れていたらしい。そして、それを読んで思い出した [04]

「FileVaultで暗号化したアカウントのホームディレクトリはTime Machineではバックアップされない」……正確には、利用中のアカウントのホームディレクトリがバックアップされないのだけど、Time Machineでバックアップするためだけに別アカウントにすることなんてそうそうありません。ああ、あほだあほすぎる。

HDのサルベージを行う前にこれをやってしまったので、過去データよサヨウナラということになってしまった。改めて調べてみたら、同じような状況を喰らってる方々って結構多いのね……。過去データって多分10年分以上あったような気がする。ほとんどが思い出したときにちらっと確認して「ああ、こういうことあったよねー」程度のデータだったのは救いか……。

とはいうものの、少ないながらも失ってダメージのあるデータがあったことでちょっと頭が痛い。あと、インストールしてたアプリケーションは残っているけれど、各種設定ファイルはホームディレクトリの中にあったものだから、諸々の再設定が大変。あげまろの写真のほとんどはどこかにアップロードしていたりスマホにあったりDropboxに入っていたりするから助かった。

まぁでも、失ったら失ったですぐ諦めがつくのは自身でも良い性格をしていると思う。本当に失うと困る情報はどこかしらのあちこちにバラまいてあったので、それは本当に助かった。具体的にどうしたかは、また続きを書くつもり。

そんなわけですが、今回は良い機会なのでFileVaultなんてオフにしてもろもろ再構築した。おかげさまで古いMacBookがまた軽くなったよ、あははははははははは。FileVault利用している方々におかれましては、この点要注意。壊れたら復旧の難しい仕組みとか怖いよほんとに……。

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