7月に行われる参議院選挙にて自民党がワタミの渡辺会長を比例公認候補として擁立した件なのだけど、一部でテンパった方々がいたようで、なかなかおもしろかった。『ワタミ デマ で検索したら – Togetter』とか『ワタミ デマ で検索したらのつづき – Togetter』のことね。
嫌いな人を嫌いだというのは別に良いとは思うのだけど、一連の流れを見ていて気になったのは「もう比例では自民に投票できない」的なことを素で書いている方が散見できたこと。こういうこと書いちゃう人って、選挙行ったことないんじゃないかとか勘ぐってしまう。そういうことを書く人は、もしかしたら未成年なのかもしれない。
参議院選挙では非拘束名簿式比例代表制を採用しているので、比例投票においては政党名ではなくてむしろ個人名で書く方が推奨されてるという認識なのだけど違うのか。
Q「拘束名簿式比例代表制」と「非拘束名簿式比例代表制」の違いは何ですか
A「拘束名簿式比例代表制」とは、有権者は政党名で投票し、各政党の議席数は得票数に応じて配分され、当選者はあらかじめ各政党から提出されている名簿の上位から決まっていくという仕組みです。 これに対し「非拘束名簿式比例代表制」では、有権者は、政党名か名簿に掲載されている候補者個人名のどちらかに投票します。各政党の議席数は政党名と個人名の得票数の合計に応じて配分され、当選者は個人名の得票数が多い順に決まります。
なお、仮にすべての得票が政党名だった場合は、候補者同士のくじ引きによって当選者が決まると。というわけで結論だけど、「投票したい人の名前を書けば良いだけなのに何を言っているのだ君たちわ」という感想です。
ざっと読んだ感じでは、指摘する側もこのことを書かないのだよな。まさか黙っておいて勘違いさせて、他の政党に投票させようとする策略なのかもしれん(陰謀だー陰謀だー)。いや自民党がどうこうじゃなくて、各々支持する政党で信用してる候補者の名前書けよという話ですからね、これ。
まぁ今回が初めての参議院選挙で仕組みを知らなかったという方もいるだろうし、間違ったこと書いてる方がいるなら「ちゃいますよ」くらいは声がけするのが良いのかもしれない。私だって最初はよくわかってなかったからなぁ。
逆に言うと、仕組みの周知徹底がなされてないと無駄な投票が増えるかもしれないわけで、そういう部分も大事なのだろうな。