武雄市長、スパムボットに協力するの巻

もふもふあげさん セキュリティ
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タイトルはアニメ『神様はじめました』のサブタイトルコール風でお読みください。

さて。昨日のことだけども『楽しすぎる樋渡武雄市長の講演会|福岡市議会議員 『とみなが周行(富永周行)』公式ブログ)』という武雄市長絶賛エントリがあって、そこに付いていたコメント欄のことも踏まえて @keikuma 氏が Twitter で紹介していたのであった。

コメント欄に書き込まれていた内容は、とみなが福岡市議会議員に対して「慎重になって欲しい」という内容のものだった。しかしそのコメントは即刻削除されたようで、現在は武雄市長絶賛の本文のみが残っている状態。消されたコメントは魚拓が撮られていて、『03:福岡市 – takeoproblem』(佐賀県武雄市の問題について)のページから確認できます。

でまぁその後の話なのだけど、スパムボットらしき @CureCure2 なるアカウントが @keikuma 氏の発言をパクリツイート。しかもただのパクリではなくて、元発言にあったリンク先は楽天のアフェリエイトページへのリンクに差し替えられているという悪質なもの。そしてなぜか、そのスパムボットの発言を武雄市長が公式 RT するという状態になっていて乾いた笑いが。

スパムツイートを公式 RT する武雄市長の図

差し替えられたリンク先は http://item.rakuten.co.jp/cbox/baseball-h1-21/?scid=af_pc_etc&sc2id=255942272 なのだけど、興味のある人はコピペして観に行ってくださいな。私はリンクするのイヤだし。

それにしてもどのような意図があって、@keikuma 氏の発言ではなくスパムボットの発言を公式 RT したのだろう。スパムボットの発言にあるリンク先をチェックしなかったのはきっと、@keikuma 氏の発言でチェックしていたからだろうと推測するのだけど実際のところはわからない。

@keikuma 氏の発言を知らないでエゴサーチでヒットした発言をそのまま公式 RT した可能性もあるけれど、それならそれでリンク先をチェックせず、そのアカウントが前後にどのような発言をしているのかも調べずという流れであることになるしなぁ。何も考えてない気もするのだけど、だめだめなことに変わりはない。

ともかくはその軽率な行動の結果、リンク先がアフェリエイトサイトへ差し替えられていることを確認しないまま、自身の2万人以上いるフォロワーに対して公式 RT して宣伝してしまった武雄市長なのでありました。これで彼も立派なスパマーの仲間入り。

@keikuma 氏の書いた文章は、武雄市長絶賛エントリにおけるコメント欄が削除されていないこと前提でのやや批判的な紹介文なので、リンク先内容のチェックをしているならば、誰かの発言を利用するのではなく自身の言葉でそのブログを紹介すれば良かったのにね。なんというかまぁ、まんまとスパムボットの策にハマってますわね。

迷惑行為と言えば『自称“日本ツイッター学会長”がどれだけ注意されても迷惑ツイートを繰り返している件 – Togetter』という話も以前からあって、つい最近でもその軽率な行為は発生しておりますね。この手の話になると「ネットリテラシがどうのこうの」的な話題になってしまうのだけど、アドバイザーさんとやらは何をしておるのだろうとか思ったり。

なんてことを書いたところで確認したら、誰に突っ込まれたのか公式 RT は解除されていた。結局何時間くらいかな……日中結構な時間晒されていたように思うので、間違ってリンク先へ飛んでしまった方も多かったろう。何がひどいって、コメント欄を観ようとして最後までスクロールしてしまった方々の状況だな。

Twitter にてリンク先を確認しないで脊髄反射的に公式(非公式)RT しまう人はままいるのだけど、日本ツイッター学会長を名乗っていてもこのレベルというのはなぁ。

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