ICT教育で子どもの学力向上とか、そういうのってとても良いことだとは思っていて、いろんな機会はうまく使えば良いとも思ってはいるのだけど。
でも多分、小中学生レベルに対して情報通信教育を行うのであれば、とても重要なのは『ネットリテラシー』に関してだとか、『パスワードの作り方や扱い方』であったりだとか、『ネット活動する上での匿名実名におけるメリットデメリット』であるとか、そういうところなのではないかと思ったり。
子どもなんてのはおもしろいものを与えれば勝手に扱えるようになるし、使い方そのものは個人差があれど皆上達するだろうしね。そういう意味では、道具そのものはどうでも良いのではないかとも考えてはいる。
だから、先に挙げたことであるとか『カジュアルコピーと著作権』の話だとか、そういうことを重点的に時間を掛けて子どもには伝えていけると良いと思うな……というのが、現在の現場を知らないし子どももいないという私の考えていること。実際の現場ってどうなのかな。
そういうことをつらつら考えてるところで『佐賀県武雄市、全小中学生にタブレット配布へ 14年度から – ITmedia ニュース』を読むと「むむむ」となるわけです。また国のお金使うのかという話もあるけれど、やろうとしてることに関してはまぁ良いのではないですかという感じなのだけど。
いや、何が引っ掛かってるかというと、そういうICT教育に関して力を入れようとしてる自治体の代表のネットリテラシーに問題があるとか、そもそも第三者を罵倒しまくるとか恫喝するであるとか、そういうところなんですよね [01] 。
理想はあるだろうし目標もあるからいろいろやるわけなのだけど、それでもなんというか、説得力ないよなぁと。生徒全員にタブレットが行き渡ったところで、「何を教育するのだろう」と思うとなんだかなと感じるわけですね。
武雄市がやろうとしてることはさておき、子どもに対するICT教育の現場というのは少し興味があって、お勉強以外の部分でどのような授業をするのかなと思うと、それは少し知りたかったりはします。
References
↩01 | 『06:恫喝・暴言など – 佐賀県武雄市の問題について:takeoproblem』を参照のこと。 |
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