日曜日はTwitter上で宣伝されていたし都内でこの件に関するイベントはこれまでになかったということもあり、ちょっと興味を持って『学習会「ポイントが貯まる図書館は快適ですか? -武雄市立図書館の事例-」』へ参加してみることにした次第。吉祥寺まで行けば、後はバスで会場まで一直線だったということもある。ちなみに上京してからバスに乗るのは3回目ということもあり、慣れていないから緊張する(ダメ)。
おそらくは内容に関する細かいことは誰かが書くだろうと思うので完全割愛するのだけど [01] 、総じて思ったのは「これまで1年以上に渡ってあれこれ議論されてきたことを、改めて数時間で紹介するのはやはり無理」という結論だった。私程度が理解しているレベルにさえ到達してない内容だからどうしようもない。
いや、この件に関しては主催の方と会合が終わってから飲みに行って直接お伝えしたことなのだけど、これはさすがに数回続きのイベントを行っていくしかなかろうという感じ。まぁなかなかこれは難しい問題。これまでのことはざくっと『佐賀県武雄市の問題について:takeoproblem』というサイトにまとめられているのだけど、これまで知らなかった方々に説明するには資料が膨大すぎます。
そんな中の収穫は、佐賀県に縁のある方が数名質疑応答の時間に興味ある発言を行ってくれたことなのだけど、とある方の報告で「武雄市某中学校において、武雄市図書館は『商業施設である』ということで下校時には寄り道禁止というお触れが出た」という話がとても印象に残りました。
関係者が何を言おうが、結局は商業施設なのですよ、あそこは。学生に寄り道禁止令が発布されるような図書館がこれまで他にあっただろうか。そういうことになるだけでも異常事態だと考えるのだけど、これを聞いて関係者はどう思うのだろう。また馬鹿にするような発言をネット上で垂れ流すのかな。
「あそこ立ち寄るくらいなら自宅で勉強しなさい」と言われる図書館のある町。何が市民価値の向上なのだか、さっぱりわからん。図書館だなんて言わなきゃ良いのに。雰囲気とおしゃれ感と収益を目指した結果は見えたような気がした。あそこは本当に図書館とは違う別のものになったのだね。
References
↩01 | ぶっちゃけネット上得られる情報のほうが詳しかった。 |
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