武雄市における図書館の問題 [01] が取り上げられてから日数は経ったのだけど、Twitter 上では #takeolibrary にてまだいろいろと話が流れております。
話は遡って1週間ほど前になるのだけども、当時のやり取りにて武雄市長が高木氏を恫喝するという流れがありました [02] [03] 。その後、高木氏は断筆宣言的な文章 [04] を残しつつ沈黙することになるのだけど、それを踏まえて。
先日、ハッシュタグ上にて @keikuma 氏が投じた質問があり、それに対する回答を @Soukaku 氏と私が呟くという流れになりました。
これは図書館で実務をやっている人に教えて頂くしかないと思うんですが、図書館カードの再発行をしてもらった時って、登録ID変わるんでしょうか。以前の登録を検索して、文字通り、カードを再発行しちゃうとID変わりませんよね。 #takeolibrary
— MAEDA Katsuyuki (@keikuma) 2012年5月14日
図書館カード紛失して再発行してもらった時の経験で言えば、図書館カードの番号とは別にユニークなユーザIDでシステム上は管理してる話を聞いた。(東京都某区の場合) #takeolibrary http://t.co/4TYlKjkE *YF*
— Soukaku (@Soukaku) 2012年5月14日
@keikuma 某人からタレ込みがあったので伝言w>「知っているシステムでは、資料も利用者も内部に管理用IDがあって、資料、利用カードの番号は付け替え可能です。再発行のときは、カードを新しくしているところがほとんどだと思います」とのことだそうです。 #takeolibrary
— でゅらはん(ひそねとまそたんねこ) (@Dullahan) 2012年5月14日
私の回答は、ダイレクトメッセージにてある方から代わりに書いて欲しいと依頼された内容です。私は図書館の関係者でも何でもないのでわかるわけもなく。メッセージを送ってきたのは Twitter を実名で利用している地方公務員の方なのだけど、「ちょっとしたことでも目が付けられるようになったら困るというか面倒なんですわ」的な雰囲気。特に表で回答したところで問題になるような内容ではないと思うしそれは伝えたのだけど、要は嫌になってしまったようで。
高木氏レベルになればいろんなところからサポートが入るだろうけど……ということで、私が代わりに回答することになった次第。今回の件に注目していて何かしら情報提供できるであろう方が、あのやり取りを見てしまったが故に書けなくなってしまったというのは理解できるのだけど、これはちょっと問題ではないのかなと感じたり。こうやってどんどん意見が言えなくなるような雰囲気のままあれこれが進むというのはヨロシクない。
聞く耳を持たない長が相手の実名と所属を把握して脅しを入れてくる可能性があるのなら、ちょっとした反対意見でも尻込みして言えなくなってしまう方というのは出てくるでしょう。結果的に長の周囲にはイエスマンしか残らないと。メッセージを送ってきた方には「何かあったらまた代理しますんで良いですよ」とは伝えたけど……インターネット実名制における最大のデメリットが、こんなところで発動してしまった。
ちなみに、現佐賀県武雄市長は日本フェイスブック協会会長だそうで。あーこわいわー。
References
↩01 | 先日は『佐賀県武雄市の図書館とTポイントカード導入の件 | 脳無しの呟き《土鍋と麦酒と炬燵猫》』を書きましたが『偏差値3でもわかる!武雄市図書館問題』が要約としてよくわかるかと思います。ざっと流れを知りたいという方は後者を。 |
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↩02 | 『自分用:ひろみちゅ先生×武雄市長 – Togetter』や『武雄市長、産総研に圧力をかけて高木浩光氏を呼び出そうと画策 | スラッシュドット・ジャパン IT』を参照のこと。 |
↩03 | 私の場合、今回の問題でいちばん納得できていないのはここ。 |
↩04 | 『高木浩光@自宅の日記 – 「個人情報」定義の弊害、とうとう地方公共団体にまで』の追伸を参照のこと。 |