これまで普通に使用していた Firefox 15 が、昨日よりセーフモードで起動するしかない状態に陥った。最初はセーフモードが面倒だからと思ってリセットしてしまい、かなり慌てる事態 [01] になってしまったのだけど、バックアップファイルがデスクトップ上にできていることを見つけたので、即刻復旧するというマヌケな作業をするハメに。
そうして改めて起動するのだけど、やはりセーフモードで起動しろとなる。仕方ないので、セーフモードで起動してアドオンをすべて無効にしてから再起動。ところがそれでも同じ状況となるので、いったん Firefox.app を捨ててから新規で再インストール。その後の起動は問題がなかったので落ち着いたかと思いきや、終了させてから再度起動するとまた同じ。
Cookie やキャッシュをすべて破棄しても結果は同じなので、残すはプロファイルの再作成しかないと結論。プロファイルの新規作成は『プロファイルの管理 | 操作方法 | Firefox ヘルプ』を参考にしてターミナルからプロファイルマネージャを起動して作業した。Mac OS X の場合は、ターミナルから以下のコマンドを入力して起動する。
$ /Applications/Firefox.app/Contents/MacOS/firefox-bin -p
新規でプロファイルを作成したら、それを選択して Firefox を起動させる。これで問題がなかったので終了させて、古いプロファイル内にあるパスワード関係のファイル [02] だけを新しいプロファイルへコピー。まずはここまでの段階で Firefox を起動させる……が、またまた開くのはセーフモード起動を促す画面表示。まさかまさかのパスワード関係のファイルが壊れていたのかと思い、さらに新規のプロファイルを作成して起動すると成功。
何かおかしいということに気が付いたのはこの段階。結局どのような状態であれいつものように起動するとダメで、プロファイルマネージャから起動すると成功する。ちなみに、通常はどのようにしているかというと、Quicksilver というランチャ系ツールにショートカットを設定しておき、キーボードから起動するようにしていたのであった。
念のため、アプリケーションフォルダを開いて Firefox.app をダブルクリックすると問題なく起動することを確認。新規プロファイルにバックアップしてあった各種設定ファイルをコピーして起動させても問題なし。アドオンはすべて新規で再インストールすることにしたのだけど、元の状態までほぼ 100%近い状態に戻せたのでほっとする。
さて、結局犯人は Quicksilver だったのだということにしてアンインストール。しかし、キーボードショートカットで各種アプリが起動できないのは困るので、Launch it! という無料のアプリを代わりに導入して設定。ついでなので登録するショートカットも選別して整理、Dock もすっきりさせて Onyx でメンテナンスも行って MacBook の再起動。そうしてどきどきしながら Firefox を起動させた直後の画面がこちらになります。
またおまえか! なんでやねん! つまりアレです……ランチャ経由での通常起動ができないということらしい。そのような情報は知らないし、Firefox 15 にした当初は問題なかったはずなのだけど、どうしてこうなった。マイナーバージョンアップされたわけでもないし、理由がまったくわからない。仕方ないので、Firefox だけは Dock へ追加することになってしまった。
今回の件で得られたメリットは、新規プロファイルを作って古いゴミを捨てることができたので、以前より若干速くなったことくらいか。あとは少し挙動がもさもさしていた Quicksilver の代わりが見つかったことかなぁ。なお、他のランチャは試してないし、もしかしたら私の環境だけの話かもしれないしということは念頭に。同じような問題が発生したときに思い出せる程度で。