ペットとの生活記録を取っておくということ

あげさんとお供え物 ねこ
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あげさんが姿を変えてから2日目。彼女との生活の中で、しておいて良かったと思ったことを備忘録代わりに記しておきます。

てんかん症状に関してテキストにその状況を記しておいた

初めてのてんかん症状が出たのは2010/07/26のことだった。当時のことはかなり衝撃的な出来事だったので、以降何かあったらということも考えて、それを忘れないようにテキストに要旨を記録することに決めた。

問題があったときの状況に関して記したテキストはDropboxに保存し、PCだけでなくスマホからも確認をできるようにした。2010年当時に起きたことを記述したテキストを抜粋すると、以下のような感じ。

■2010/07/26 08:30 ごろの状況 1)出窓で大声出してどたばた。最初は窓の外に小学生でもいてバトルしているのかと思った。音だけ聞いていると激しい喧嘩状態。 2)様子が変なので出窓を覗こうとしたら、あげが転がり落ちてきた。 3)そのまま大声で鳴きながら激しくカーペット相手に猫キック状態。恐らくここまでが3〜4分。最初は私が寝ていたので5分以上かもしれない。 4)少し動きが治まったところで布団の上において上から被さって撫でていたら落ち着いた。 5)ただしその間、変な声で鳴く。少しよだれ(泡かも)。 6)その後は落ち着いて部屋の隅で寝る。
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■2010/07/26 10:00 ごろ以降 7)獣医に電話して状況を伝える。 8)病院に到着(10:20)後、軽く失禁していたことも判明。診察結果は「血栓によるてんかんの症状」ということで、タウリンとそれを食べさせるためのジェル処方。1日2回分を1か月分もらい、最低3ヶ月は続けるように言われる。 9)帰宅後、外が暑かったせいか、舌を出してはぁはぁしながら家の中をうろうろする。(20 分くらい) 10)落ち着いたらしく、出窓の箱の中で寝る。それを確認して私は外出。
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■2010/09/13 10:20 ごろ
1)テレビの裏で寝ていたのだが、急に大声を出してどたばた。とりあえずそのまま様子見。その後裏から出てきて鳴きながらずっとカーペットを掘る興奮状態。最初から落ち着くまでが2分未満。落ち着いた直後は若干変な声で鳴いて不安そうな感じ。
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■2010/10/21 10:26 ごろ
1)出窓の箱の箱の中で痙攣。1分過ぎで箱から出て出窓から下へ。10:28 過ぎに一応落ち着く。2)10:31 の段階で私の横に来て鳴く。この間は声を掛けて撫でるも不安そうに鳴く。3)10:34 となりの部屋へ行きじっとする。4)10:39 少しご飯を食べる。
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□2010/10/25 夜
たまになるチックの症状がいつもより頻繁。私の帰宅後で2回吐く。落ち着きがない状態でやたら鳴く。日付が変わったあたりで少しだけ落ち着いて寝る。日付を超えて 01:30 ごろ、また吐く。
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■2010/12/19 10:06:40
1)G3 の箱の中で痙攣。10:07:30 ごろに一応落ち着く。今回は鳴いていない。2)10:11 ごろに箱から出てくるが、立ち上がるのに少しよろける。3)水を飲みにって帰ってくるが、若干落ち着かないようでうろうろ歩く。

最初に書いている経過時間は私の体感そのままで記述しているのだけど、実際はもっと短時間であった。ともかくは、上記のような感じで、記録を2017年まで取り続けた。

なお、当時は地元に昔からある動物病院のお世話になっていたのだけど、この記録のおかげで主治医が変わることになった。昔からのネット仲間である獣医さんがその時の対応を知って、激怒したのであった(猫を診る獣医として明らかな誤診があるという指摘が入った)。

この記録のお陰で、病院が変わっても適切な説明ができたように思う。また、そのおかげでここまで長生きすることができたのだと思っています。

気が付いたことは必ずブログで日記にもしておいた

このブログでも継続していたのは、定期検診ネタとあげさんの日常ネタ。最後の最後で本当に役に立ったのは、あげさんの命日である2018/04/29で診てもらった動物病院でのこと。

最後の診察時、「ナトリウムの数値とかわかりますか?」と聞かれたのだけど、最新の血液検査結果をエントリ [01] としてアップしていたので、それをみてもらうことができた。

セカンドオピニオンとさせていただいていた病院での近況を説明するには、これがいちばん手っ取り早い。おかげさまでその時々で何をするべきかという状況判断も、早くできたように思う。

この時初めて「スキャナを購入しておいてよかった」と思ったし、ここで詰まることなく情報開示できたことで対応も円滑に進み、結果的にあげさんは最後を自宅で終わらせることができたのだと考えています。

家族の記録は必ず取りましょう

ペットの記録を取り続けておくと、晩年にとてもはかどるように思います。ブログでもテキストでも。場合によってはスマホで動画として残すのも有効です。後ろ足に力が入らくなったあげさんの動画は、主治医に説明する時にとても助かりました。

ペットが苦しんでる状況で時間を計ったり動画を撮るのはどうか、という話もありますが、そもそもそのような状況になったら、飼い主は観ていることしかできません。暴れているなら周囲で倒したりするようなものがないように、場所を広く取ることくらいしかできないし。そうして落ち着いたのを確認してからしっかり状況の記録を残す。

その他、日々できることとしては、トイレの頻度の確認であるとか排泄物の状況を把握しておくとか、遊ぶついでに身体中を撫でててお腹の張りとかそういうのを把握しておくとか。いつも触っていたらおかしいときにすぐわかるので、そういう時は必ず記録。少しでも「?」と思ったら、その情報を持って病院へ。素人判断で行動を遅らせないこと。

記録を残すということで、写真等も残りますしね。今日もまた、昔の写真を見つけてはいろいろと思い出しています。

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