2020年4月のテレワーク開始から、ほぼ5ヶ月が経過した。振り返ってみればあっという間に時は流れているのだけど、テレワーク開始当初から変わったことをつらつらと書いておこうと思ったり。
まずは、家庭用消耗品の消費量増加と水道光熱費の話。
ティッシュペーパーやトイレットペーパーの買い出し機会が増えた。当たり前と云えば当たり前なのだけど、「あれ? もう買いに行かないとダメか」などと思うようになって、「そうだよなぁ」などと考え直したり。
単純に自炊機会が増えてトイレの利用機会も増えたことで、水道料金が若干増えた。トイレに関してはへたをするとテレワーク前の2倍以上を利用しているときもあって、出先での水道料金総額がどれほどのものかを想像してみたりもした。
私の場合、テレワーク開始以前でも自宅にいる時間が多かったので大幅に諸々の使用料金が上がったわけでないけれど、まぁそりゃぁそうなるよねという感じ。
飲食に関しては外食の比率が激減して、今ではランチタイムで地元の定食屋などに極力顔を出すようにしているだけ。比較的多かった飲み会の機会はなくなったに等しいので、そろそろどこかに行ってみたいななどと思いはすれど、面倒になって足が向かない。基本的に地元周辺で完結している。
ただ、無駄に外食することもなくなったので、個人的には地元松屋等のチェーン店へ行く機会が減った。どうせお金を落とすなら、いつも食べている地元個人飲食店で少し高めのメニューを頼む、という応援行動スタイルになっている。
晩ごはんはまめに自炊するようになったので、米の消費量が増えた。ほぼ毎日ちゃんと作るようになると、テレワーク以前との飲食費の総額はほとんど変化がない。節約を意識すると多少は変わるかもしれないが、これに関しては「こんなもんでしょう」という感想。
あと、デリバリーを頼む機会がテレワーク開始当初に比べて激減した。これはもしかすると私だけかもしれないのだけど、割高なこと以上に「ゴミが出る」ということを避けるようになったせいだ。
冒頭に書いた家庭用消耗品の消費量や自炊の機会が増えるということは、そのままゴミの出る量に比例するのだよなぁ。私の住んでいる賃貸では、燃えるゴミが週2回。ゴミ出し1回に付き、大家さんが用意した部屋ごとの大きめのゴミ箱1個に入るだけしか出せないのである。よくある家庭用45リットルのゴミ袋をぱんぱんにして1個分。
家の中の整理を含めてイレギュラーなゴミが出ることも考えると、日常的に出るゴミの量は減らす必要があって、おかげさまでそこに頭を使うようになった。
デリバリーが減った理由としては他にもあって、そもそも仕事から帰ってきてご飯を作るのがクソ面倒なときに頼んでいたケースが多かったこともある。テレワークのおかげで心に余裕が出た証拠かもしれない。通勤時間がなくなるだけで精神的な余裕ができたのは、個人的にメリットだと思う。ここは人それぞれだろうけど。
自分でも意外だったのは、テレワーク以前よりも規則正しい生活を送るようになったこと。自発的に目覚ましを設定して、その時間には起きる(その前に猫に起こされるパターンが圧倒的に多いけども)。起きたらシャワーを浴びて着替えて、仕事開始の準備をする。お昼ごはんは地元飲食店に寄ってスーパーで買物をして帰宅するか、近くのコンビニで弁当を買って済ます。仕事が終わったら晩ごはんの用意をしてあまり夜ふかしはしないで寝て……の繰り返し。
途中、いろいろと息抜きはしているけれど、まぁまぁそんな感じの規則正しい生活になった。さぼっていた病院にも行くようになった。元来が引きこもり気質なので問題なく生活しているけれど、こういうのが苦手な人には厳しいのかもしれない。テレワークがつらくなってきた人は、きっと私とは真逆の性格なのだろうなぁと想像する。
コロナ禍で当初より「少なくとも年内はダメだだろうなぁ」と思っていたことは、残念ながら現実になりそうだ。また時間が経つと何かしらが変わるかも知れないけれど、今後どうなるかはわからない。
時の流れるのが早い。あっという間に8月も終わる。