あげさんがいなくなって丸3年となった

あげさんのために作ってもらったアレンジメントフラワー ねこ
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いつも時間が過ぎるのは早いと思っているのだけど、あげさんがいなくなってからもう3年も経ってしまった。本当にあっという間で、その間に自身は何も変わった意識もなく、ただただその時々の状況を受けるだけで流されるように生きていたのではないかと思ったりする。

本日の都内は雨模様で少し肌寒かったりもしたのだけど、お昼過ぎは散髪の予約を入れていたので傘を差して外に出る。散髪を終えたあとは地元駅に戻って讃岐うどんを食べ、それから花屋さんに行った。

「今日は飼っていた猫の命日なんです。だからちょっとこじんまりとまとめた花が欲しくて。ピンク系で選んでくれませんか」

いきなり店員さんに言ったものだから、ちょっと反応が止まったような気もしたのだけど、すぐさま要望を聞いてくれた。切り花にするかアレンジメントフラワーにするかを聞かれたのだけど、少し考えてアレンジメントフラワーに。ピンクの濃淡に関して聞かれたけれど、いろいろあるといいですとも答えた。

最後の質問でかごに敷く素材の色を聞かれたのだけど、「私、そういうセンスが無いのですべてお任せしていいですか?」と言ったら少し私の目を見てきて。そうして「ああ、わかりました」と返事をもらう。

20分ほど店頭で待ち、紙袋に入れてもらった花を受け取り、帰路につく。これは本当によくわからないのだけど、お店を出て少し歩いたところで急に涙が出て止まらなくなってしまい困ったことになった。なんでだろう。マスクと傘のおかげでたぶん、誰にも見られなかったというのは救いだった。

自宅戻って台の上に乗っているあげさんの周りを掃除して、テーブルに移動してもらい、写真と花を横に置いてみた。そうして、あげさんが大好きなサーモンを多めにお寿司を注文した。味噌汁だけは作って、一緒の晩ごはん。

あげさんと食べる晩ごはん

今夜はこのままテーブルの上に居てもらうことにして、これを書いている今はのんびりしている。明日からもきっと、これまでと同じような日々が続くのだろうけど、実際のトコロ、きっとそうだろう。

たまには夢に出てきてくれないかな。ちょっとおしゃべりできないかな。などと思うことがある。まぁでもそれはなかなか叶わないようなので、こちらから一方的にあれこれ声をかけるだけなのである。聞こえてたらいいよねと、それだけでもと望んで日々を過ごしている。

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