私がノマドにならない理由

あちこちでよく聞くノマドワーキング1 という言葉だけど、個人的にはどうにも向いていない気がする。ここ数年の日中は某社に顔を出してお仕事をしているので多少はそうしているとも言えるのだけど、おされなカフェだのファミレスだのファストフード店などでは無理だなぁ。某社でのお仕事も環境が整えば自宅ワーキングで済ませることできるし。

というわけで、私がノマドにならない(自宅ワーキングの好きな)理由を書き出してみる。

  • 気軽にトイレへ行ける
  • 気分転換のシャワー
  • ショルダーハックの心配がない
  • 通販の受け取り時間指定が必要ない
  • かわいいお姉さんにドキドキしなくても良い(気が散るんです!)
  • 天候を気にしないで良い
  • 自由気ままにお尻を掻くことができる
  • 電源の心配がない
  • 洗濯物が減る
  • 変な独り言がつい口から出たとしても周囲を見渡す必要がない
  • 机の上や床を自由に広く使える
  • どこにいても Twitter はしているのだから同じ
  • 横で猫がうろうろしてる
  • 横で猫が寝ている
  • 気晴らしにブラシでもしてくださいと猫が誘ってくる
  • そろそろ気分転換にひもで遊びましょうと猫が誘ってくる
  • 煮詰まったときに猫をもふもふできる
  • 困ったときは猫と会話できる

結局は猫です。というか、どのみち集中が必要とされるなら気を抜きやすいところで仕事する方が精神的に楽なのだよなぁ。最近ではコワーキングスペース2 でのお仕事などという話も聞くようになったけど、こちらにしても1人でとなるとちょっとなぁ。たまにはいいかなとは思うけど、やはり本当に自由にできるのは自宅しかない気がする。

ああでも、猫カフェで仕事すれば良いのかも知れない。電源付き猫カフェ風コワーキングスペースという形態で営業したら流行るかな、もしかして。意外に皆が遠慮してこっそり遊んでるから静かで良いのですよね、猫カフェ。これなら猫を飼っていない人でも!

ちなみに、かなり前だけども2年間ほど完全なる自宅ワーキングを行ったことがある。家から出るのは打ち合わせか取材の時だけで、それ以外はずっと自宅(買い物するために出ることもあるけど毎日じゃない)。これをやってみての結論は、定期的に外に出ることはした方が良いということ。2年間のうちの最後の方は毎朝近所の公園に散歩するようにしたからなぁ。動かないと筋力落ちるし、なんだかうつうつしますよ。あと、誰かと定期的に会って会話とかしないとダメかも。ともかく極端はいかん。

つまるところ、自宅ワーキングをメインにして定期的に誰かと会う機会を作ることができれば、個人的には満足できる感じになるのだよな、きっと。ちなみに仕事以外で誰かと会う周期は1ヶ月に1回くらいで十分か。多分3ヶ月に1回でも大丈夫だけど。

現状でも都心における通勤ラッシュとやらには無縁な生活をできているのだけど、これが精神衛生上いちばん大きなメリットなのかな。私はたぶん他の方よりそういう部分が弱いので、今のような形式でお仕事ができるのはありがたいのだよな。本当にサラリーマンは向いてない。少し前の某社での飲み会にて同じようなことを喋ったのだけど、部長さんに「そうだよなー」と同意されたりしたし。

海や山の見えるところで今のような形態のお仕事したいなー。そういう自宅ワーキングが理想だ。

  1. ノマドワーキングとは – はてなキーワード』を参照のこと。 []
  2. コワーキング – Wikipedia』を参照のこと。 []

Web 広告のこれまでと DNT に関する話

商用サイトというのは主に広告から収入を得ることによって運営されているのだけど、世情は厳しくなるばかりで普通にバナーを表示してるだけでは単価が安過ぎて話にならなくなっているのが現状。無論無いよりはあったほうが良いので、何も表示しないということはあり得ないのだけど。

Web 広告というものが出始めた頃はテレビ CM と同じ感覚で、『表示回数がすべて(≒視聴率)』で料金は決まっていたように思う1 。ところが時は流れ、Web という媒体では具体的な顧客データを取得しやすいということがクライアント側に認知されてくると、表示回数以外のウリがないことには単価を上げることも難しくなってきて。

あまりにもざくっと書き過ぎた感はあるけれど、クライアント側に広告を出していただくように遡及するには、いろいろなオプションが必要になってきたということです。例えば Microsoft が IE の広告を出すと仮定したとして、古の時代であれば単純に「月間 20 万 PV 表示しますから○○万円いただきます」で済んだのだけど、IE 利用比率の高い日本国内でそれをやっても効果が薄いと。だから「IE 以外のブラウザで閲覧しているユーザに対して月間 20 万 PV 以上表示します」というようなことをしないといけなくなった……というような感じ。しかも、料金は古の時代よりも遥かに安く。

上記の例は初歩の初歩で今になってそれを書くのか的な雰囲気でアレだけど、要するにそういうことがいろいろあって、現在ではユーザの行動を追跡して何かしらの広告を出してみたり(トラッキング)2 、サイトへの登録情報を元にして広告を出してみたり(属性型)3 して広告の効果を上げて単価も上げましょうという流れになっているということです。当然のことながら他にもいろいろあるのだけど、それは割愛。

仕組みを知らないと(いや、むしろ知ると)気持ち悪く感じるのはトラッキングの方かな。なにせユーザの行動パターンで広告が表示されるかどうかが決定されるわけで、よくわからないまま「いつも同じ広告が出るけど、これっておれに買えと言ってるのだろうか……もしかして運命?」のような雰囲気を与えたり与えなかったり。ただまぁ、ユーザの興味があるかもと考えられる広告が表示されるわけで、それの是非については横に。問題となるのはユーザ情報の取得手法であったり、その情報の運用管理に関してであって広告そのものは悪くないのよ(でないとサイト維持できないしお給料出ないじゃないー)。

せっかくのユーザ情報は正しく運用管理して、ユーザにとって不利益が起きないようにしようというのは普通の企業であればどこでも考えてるだろうしそう思いたい。世にあるすべてがそうでないという事実があるのは知っているけれど、まともな企業であればサイトの存在そのものを揺るがすようなアフォなことはしない。

ただそういうことを踏まえても「それでもトラッキングは嫌だなー」という方々がいるのは確かだし、それも理解できる。そのようなユーザの意思を反映させようというのが DNT (Do Not Track) という思想であり仕様。Firefox に実装された DNT は初期状態が『意思表明をしていない(未選択)』であり、チェックを入れることで『トラッキングを拒否する』ことになる4

DNT の考え方に関して、Mozilla Japan では以下のように書いている。

Mozilla にはユーザの意思は分かりませんので、初期設定ではサーバに対して何もシグナルを送信しません。これによってシグナルの存在はより重要な意味を持ちます。送信されるシグナルは、Mozilla の選択ではなく、ユーザ自身の選択ということになるのです。このため Firefox は、ユーザが自ら意思を示すまで、シグナルの送信は行いません。

DNT は、画面の前に座っている人間と、その人が訪れようとするサイトの間の対話を可能にしました。DNT を初期設定で有効にしてしまったら、それは対話ではなくなります。DNT を効果的なものにするためには、ユーザ本人の声を表す必要があるのです。

Mozilla が DNT を導入した理由は、まさにここにあります。ユーザが声を出して、自分が追跡されたくないという意思をサイトに対して伝えられるようにすること、それが私たちの意図するところです。

Do Not Track – 重要なのはユーザ本人の意思を伝えること | Mozilla Japan ブログ

ユーザと対話しつつ適正だと思われる広告を表示させてもらう。そうしてサイトの売り上げとユーザの利益の双方を両立させる。トラッキングを否定してもらうことで、サイト側はそれを情報として利用できる(どのように扱うかは考えどころ)。

さて、Mozilla Japan のエントリでは、冒頭に DNT がデフォルトで有効になっているプレリリース版 IE 10 の話題に触れている。初期状態でトラッキングを拒否するということは、トラッキング手法そのものの否定になる。これが当たり前になってしまうと、広告配信手法としてのトラッキングは無意味になるだろうし、そうなると広告配信側は DNT そのものを無視するようになるだろう。結果的にこれは、ユーザに不利益をもたらすことになるのではないか。

根本的な問題として、そもそも広告掲載媒体側が DNT に対応するのかどうかという話はあるけれど5 、それはそれとして個人的には DNT という仕組みは悪くないとは思っている。だからここは Microsoft も仕様横並びで IE 10 をリリースして欲しいもんです。というか勝手なことするな。

ところで Firefox。一旦トラッキング拒否のチェックを行った後にチェックを外しても HTTP ヘッダに変化がないのはなぜだろう……と思って調べたら、NoScript を入れていると Firefox の環境設定無視して常に DNT は有効になるということがわかった6 。アドオンあれこれ入れているとデフォルトの設定がわからなくなるから、こういうとき困るな。

それにしても、ボクとおはなししましょうという Firefox かわいい。

  1. インプレッション保証型広告。 []
  2. デジカメのニュースばかり読んでいると、政治系ニュースのページを開いてもデジカメ関係の広告が表示されるとか。 []
  3. ユーザが登録した情報を元にするため、虚偽の登録をするとそれが反映される。例えば男性なのに女性と登録したために、コスメ関係の広告が出てくるであるとか。 []
  4. チェックを入れると HTTP ヘッダに “DNT: 1” が入る。 []
  5. 気が向いた時に某企業の担当者に聞いてみたりするが、はっきりした回答が得られない。 []
  6. about:confg から値修正はできるみたい []

久しぶりに風邪をひいたのだけど

乾いた咳が出るようになったのは、確か1週間くらい前。そして先日の日曜日夕方ころより、鼻水が出始めて咳がひどくなりたんも出始める。気管支が炎症を起こしているのか、息するのが厳しい(息するたびにひゅーひゅー音が出る)。小学校低学年くらいまで喘息を患っていたのだけど、まさにそれを思い出させる感じ。ただ、熱だけはまったく上がらない。ここ1週間での最高体温は 36.8 度。

Twitter でぽろぽろと書いていたのだけど、友人から肺炎だったらやばいから病院行けとの指示が出たので行ってみた。いや、言われなくても行くつもりではあったのだけど、こういう時ってきっかけが必要じゃないですか!(じゃないですか!)

ちなみに症状の1つが喘息時と同じような感じなので、実は横になるのが苦しい。ちゃんと調べたわけではないのだけど、あれはなぜだろう。ともかく布団で横になると呼吸が苦しくなるので、実は起きて MacBook に向かって何かしてるほうが楽。メール書いたり Twitter してたのはそのせいもある。

呼吸が苦しくなって音が出るのは気管支の内側が炎症を起こして狭くなるというメカニズムらしいのだけど、ともかくは苦しい体勢を取るだけでもダメなので、前屈みの状態を維持していても息が苦しくなる。病院へ行く前にシャワーを浴びたのだけど、髪の毛を洗っているあたりで苦しくなってきて、まさかこれだけでも息がしにくくなって辛いのかと思ったのは数時間前のことだったりする。

一度苦しくなるとそれから 10 分以上は「ぜぇぜぇはぁはぁ」モードで動けなくなるので、シャワーから上がるのにも時間が掛かる。でまぁなんとか用意をして家から出るのだけど、病院のある地元駅までが徒歩 10 分ちょっとの距離。タクシーを拾うかどうしようか考えてみたのだけど、徒歩を選択したのがこれまたアレ。まさか道中で2回も休憩することになろうとは。ゆっくり歩いて行けば息が切れるようなことはなかったのだが、それに気が付いたのは帰宅時のこと。

というわけで。

結局のところ、肺炎の可能性はかなり低いらしい。となると風邪ということになるのだけど、先生に聞いたら今月の GW 明けくらいからよく診ている症状らしい。熱は上がらないけども、それ以外は普通の風邪と同じ症状で追加が喘息ライクな感じ。メインの症状は咳らしいのだけど、これが最大で数週間継続すると。早くても完治までには薬を飲んで1週間程度。咳をすると喉を痛めて炎症起こして……のコンボみたい。

MacBook の前に座ってこうして何かしているのはまったく問題ないのだけど、ちょっと台所仕事するのにも休憩が必要とか。そのくせ横になると息が苦しくなるわけで、ある意味罰ゲーム的な雰囲気もあったり。仕事も現場まで行くことができれば問題ないのだろうけど、何せ身体を使った移動が難しい。行き帰りをタクシーにでもすれば良さそうだけど、そんなことはしない。本当にこういうときはネット経由でお仕事させてくれたらとか思うわ。

そんな感じですが、乾いた咳が数日続いてたらご注意を。

眼科とおくすり手帳の話

年に4回ほど眼科で定期検診を受けることになっているのだけど、今日は予定していた時期より若干遅れてしまった。本来であれば2週間くらい前には行っておかないとダメだったのだけど、結局いつも処方してもらう点眼液を使い果たしてからになった。だめだめ。案の定眼圧が平時より上がってたし。

病院にはいちばん人が少ないであろう時間帯を選んで行ったのだけど、先客がぱらぱら。検診時に振られた話はやはり「昨日の日食観ました?」。私はネットでのライブ配信とテレビでの中継を並行して眺めていたのだけど、ちょっと聞いてみたらば、日食を裸眼で観てしまって不安になった方々がそこそこいたようで、今日の先客もどうもそのような感じ。

先生曰くは「良い加減の曇りだったから、ある意味良かったかも」的なことを言うのだけど、まぁそれでもあれだけメディアを通じてそのまま観るなと言われていたわけで、その気が無かったのに観てしまって不安になって眼科へ……という方々もいたのではなかろうかとか。準備ができてないなら、ネットだとかテレビで観るほうが安心。

ところで、検診後に処方箋をもらって近所にある調剤薬局へ行っただけど、そこで初めて「おくすり手帳はお持ちですか?」などと聞かれてなんじゃそりゃと。改めて聞いたら「これからはどの病院にかかっても、処方した薬はこの手帳で管理することになったんですー」1 と言われて、ああそうですか。

よくわからないまま「おくすり手帳」なるものを作成してもらったら、処方された点眼液等の情報が記載されたシールがそこには張られていた。帰宅後に調べてみたが、どうも今年の4月からは手帳に張るシールの手数料が「薬学管理料(薬剤服用歴管理指導料)」とやらに含まれるから無料だし作りなさいよという話らしい2

他の情報も調べてみたけど、どうもこれって以前からあったのだけども昨年の地震の時にかなり有効に作用したから、これまで所持してなかった人にも配るようになったということみたい。恐らく私の地域では、これまで有料だったから声を掛けてこなかったのだな。というわけで、これまで知らなかった人でも病院へ行って薬を処方されたら、もれなくもらえるようになるということですね。

作ってもらった手帳を見て思ったのは、「このようなものこそ IC カードにすれば良いのに」ということだったり。いつも所持しておいてくれということだけど、母子手帳ほどのサイズの手帳って、いつもいつも持ち歩くようなバッグがあるわけでもない私としては少し困る。まあ被災時の緊急な事態でカードリーダが使えるのかという話もあって、それを考えるとベタな手帳という方式がベストなのはわかるけど。

それにしても、この手帳って個人情報の塊ですね。ページ数が思いの外少ない薄い本3 なので、処方される薬が多い方の場合、すぐに使い切ってしまって保存に困ることになったりはしないのかな。過去の履歴はやはり IC カード的な何かに集約して、使い終わった手帳は確実に処分できるようになると良いかもしれない。最新版だけ手帳にしとくとか難しいかなぁ……難しいか。

というわけで、私も晴れておくすり手帳ユーザになりましたとさというお話。

  1. あとで調べてわかったけど、この説明は間違ってる。 []
  2. 医薬品管理センター/おくすり手帳のつかいかた』と『おくすり手帳 – Wikipedia』を併せてお読みくださいませ。 []
  3. 書き方が間違っているかもだが気にしない。 []

Twitter へアクセスしたら変なサイトにリダイレクトされた

自身のページをブラウザで確認しようと思い、ブラウザの URL 欄に “tw” とタイプ。過去の履歴が出るからそれを選択……したはずが、なぜか facebook.com になっていたので手動で twitter.com に修正。そうするとなぜか知らないサイトにリダイレクトされて、以下のようなページが表示された。

何が胡散臭いって あなたは、私たちの年次訪問者調査の参加者として 地区から選ばれました。 という文面。『地区』という語句の前に半角スペースが入っているのだけど、これは地域が特定できなかった場合の表記。別回線の PC で同じ URL に飛んでみたら『Tokyo』と表示された。

ただ文面を読むだけでも怪しいのだけど、HTML ソースを読むとアンケート内容がわかる。質問個所には英文があったりもして、さらに怪しい。表示された URL のドメイン名( channelawardcentral.com )で検索をしても、国内では有益な情報が得られないから余計にわからない。プライバシーへのリンクは翻訳して読んでみたけど、やはり広告絡み。問題は、ほいほい登録した場合の情報があらゆることに利用されると書いていたこと。というか、もういろいろとおかしい。

ちょっと考えて Twitter へ確認のメールを出そうかと思ってはみたのだけど、もう少し調べる気になったのでブラウザの履歴を確認。そうすると、リダイレクトしている URL がわかった( securedloader.com )。履歴に残っていた URL は “http://securedloader.com/?s=twiter.com” なのだけど、よくよく見たら twiter となっている。つまり、私が twitter とタイプしたつもりで、twiter になっていたと。t が1つ足りないではないか。

ブックマークや URL 欄のタイプへの自動補完に頼った生活をしているので、すぐには気が付くことができなかった自分が悪い。おかげさまで調べる時間を作るハメになってしまった。再度いろいろと検索してみると、多少は違う結果が表示された。私の飛ばされたサイト名(タイトル名)は『Survey 2012』だったのだけど、内容が同じでタイトル名の違うサイトがいくつかヒットした。どうも、他にもドメイン名をタイポすると飛ばされるものがあるようだ。

これのどこが怖いって、テレビであるとか雑誌で知って自分で URL 欄にタイプしてアクセスした場合。知らない人が Twitter にアクセスしたつもりで「おめでとうございます」とか表示されて抽選のプレゼントを表示されていたら、高い確率で騙されるんじゃないかなとは思った。豪快なフィッシングですね。

すでにご存知の方には既知の問題であるとは思うのだけど、最近あまり見ない情報だし検索してもよくわからないということで一応書いてみた。気が付く人はすぐにわかるだろうけど、なかなかやっかいですね。ここ数日は虚構新聞のネタが物議を醸しているのだけど、こういう実害が出そうなサイトへの誘導の方がよっぽど悪質ですわ。少しでも変だなと思ったら、周囲の誰かに確認してみるとか、そういうことも重要なのだろうな。

みなさまにおかれましては、騙されませんように。